中原区 人物風土記
公開日:2026.07.10
6月1日付で「かわさき市民アカデミー」の理事長に就任した 三浦 淳さん 北谷町在住 73歳
学びの楽しさを未来へ
○…「知らないことを知る。これほどわくわくし、人生を豊かにすることはない」。1993年の開学以来「市民大学」として親しまれる、かわさき市民アカデミーの理事長に就任した 。70歳を超えた今も、知的好奇心にあふれた瞳で、市民の「学び」を未来へつなぐ抱負を熱い思いで語る。
〇…川崎で生まれ育つ。1975年に川崎市役所に入所して以来、予算編成や総合計画策定に従事し、2010年には副市長に就任した 。「音楽のまち・かわさき」の推進や武蔵小杉の再開発など、産業・文化のまちづくりを幅広くけん引 。その後、産業振興財団の理事長として中小企業やベンチャー支援、新産業創造に尽力した。川崎の発展とともに歩んできた生粋の”川崎人”だ。行政や経済の最前線を走ってきた経験を糧に、新たに「生涯学習」の場に身を置くことに決めた。
〇…「キャリアを生かして自立的な自主運営を支える受講生や、素晴らしい講師陣がそろっている。このアカデミーは川崎の誇りだと思う」。年間約100の多彩な講座を開講し、延べ6000人が学ぶ規模でありながら、自立運営を続ける組織の底力に、深い敬意を抱いている。目指すのは、この「楽しさ」をより多くの市民に伝えること。きめ細やかな広報により、大学や企業、行政との協働の輪を広げる青写真を描く。
〇…今年度は初となる市立高校への出前講演会も企画。 アカデミーを単なる座学の場ではなく、「社会課題の解決に向けた知の共創拠点」にしたいと意気込む 。地域を愛し、街歩きを好む。平均寿命日本一の麻生区を例に高齢社会問題へのアプローチや、近代産業史をひもとく「川崎学の深化」など、川崎という豊かなフィールドを生かした挑戦を見据えている 。
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