辻堂駅直結のテラスモール湘南(住商アーバン開発(株)運営)が11月11日、開業5周年を迎えた。2011年の開業以来、沿線地域の人口増加やマンション建設、商業ビルの進出など、街おこしの起爆剤として大きく寄与してきた。
テラスモール湘南は、辻堂駅北口周辺地区都市再生事業「湘南C―X(シークロス)」の中核として、11年11月11日に開業。地上4階建て(一部5階)、延床面積約17万平方メートルの広さを誇る、湘南地域最大級の商業施設となる。15年度の売上高は約540億円(前年比102・7%)、来館者数が約2330万人(同100・8%)と、3年連続で前年を上回る結果だった。
乗車人数25%アップ
駅前開発に伴い、大型マンションや戸建などの新規住宅が継続的に建設された結果、駅以北の明治地区の人口は、テラスモール開業直前の2万6821人(住民基本台帳・人口調査11年10月1日)から、2万9300人(16年10月1日)に増加。藤沢市全体の増加率4・1%に対し、明治地区では9・2%と、大幅に増加している。
また、JR東日本の駅別乗車人員ランキングによれば、辻堂駅の1日平均乗車人数は、10年度は4万5837人で、15年度は5万7351人。公表の99年以来、ほぼ横ばいの約4万5千人だったが、この5年で1万1514人増。25・1%アップとなり、96位から82位へ順位を上げた。なお、13年度からは茅ケ崎駅を上回り、順位を逆転している。
地域との共生
テラスモール湘南は15年12月、屋外イベントステージ「そらかぜステージ」を新設。ダンスや音楽の発表の場として地域に貸し出しているほか、「藤沢粉もんフェスティバル」など地元イベントの会場としても利用され、地域住民の集いの場となっている。
11月12日(土)には、午後5時からクリスマスイルミネーションの点灯式が行われる。テラスモール湘南と同じ誕生日の人(事前応募)を招き、カウントダウンに合わせてイルミネーションを点灯。藤沢西高吹奏楽部による演奏も披露する。
また、辻堂駅が12月1日(木)で開設100周年を迎えるにあたり、11月26日(土)と27日(日)に実施される記念イベントの会場として利用される。地元オーケストラやダンスチームによる発表や、タイムカプセルを設置する式典などが予定されており、節目を祝う。
同施設は、「地域の新たな文化発信や交流を生み出す場として貢献していきたい。湘南エリアナンバーワンの商業施設を目指して取り組みます」と語る。
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