神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2020年5月21日 エリアトップへ

新型コロナウイルス 軽症者用施設を開所 市、旧市民病院を活用

社会

公開:2020年5月21日

  • LINE
  • hatena
旧市民病院(正面玄関)
旧市民病院(正面玄関)

 横浜市は新型コロナウイルス感染症の軽症者等を受け入れる宿泊療養施設を5月3日に開所した。現在5人の軽症者等が入所しており、市は今後の感染拡大に備えて200床を目指し準備を進めていく。(5月17日時点)

 市の宿泊療養施設は市立市民病院の旧病棟=保土ケ谷区=を活用。県が医療崩壊を防ぐために構築した、症状の軽重により担当医療機関を振り分ける「神奈川モデル」の一環として開所した。

 施設は解体工事に着手予定だった旧市民病院の西棟2〜5階を使用し、29室65人の受け入れ体制を整備。1階は医師や看護師などの待機場所で、患者の健康状態の確認は自動配信(1日2回)のLINEを活用するという。症状がおさまれば療養開始から14日間経過後に退所する。市は「国の方針に基づきPCR検査は(退所する)軽症者には実施しない」とする。

感染拡大防止が狙い

 「神奈川モデル」とは症状を▽無症状・軽症(酸素投与不要)▽中等症(要酸素投与等)▽重症(要人工呼吸器/体外式心肺補助器)の3つに分けるもの。入院が必要な中等症以上の患者を集中的に受け入れると同時に、自宅待機可能な軽症者が確実に外出しないよう宿泊療養施設を設けることで感染拡大を防ぐ狙いがある。医師が診断した軽症者は各区保健所から今後の希望を聞かれ、自宅待機か県対策本部が選択した県内4つの受入施設に入所する。横浜市民は原則、開所した施設か、県が一括で借りたアパホテル&リゾート横浜ベイタワー(2160室)を利用するという。

 17日時点の市内の感染者は退院者と死亡者を除き245人。市担当者によるとそのうち189人が無症状・軽症患者で、現在、今回の開所施設など宿泊療養施設に計16人が入所している。「家庭内感染を防ぐためにも引き続き施設利用を促したい」と担当者。

入院病床は約500床

 一方、中等症以上の市内患者は56人。市が確保した病床数は約500床と現時点で医療崩壊の恐れは低い。担当者は「週あたりの新規患者数は4月上旬のピーク時よりも減少傾向だがまだ予断を許さない状況」と話す。

緑区版のトップニュース最新6

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

「STGs」を発表

竹山住宅管理組合協議会

「STGs」を発表

できることから実行を

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook