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公開日:2022.10.27

神奈川大学サッカー部員
スマホ教室の先生に
監督「経験は今後に役立つ」

  • 高齢者に操作を教える同部部員

 神奈川大学のサッカー部員が、地域の高齢者に携帯の操作を教える竹山スマホセンターの活動に協力している。同部の大森酉三郎監督は「社会参加や地域貢献の一環。この経験は今後に役立つと思う」と話した。

 竹山スマホセンターでは、近隣の竹山病院が2019年4月から全床を地域包括ケア病棟(※)としたことをきっかけに、周辺医療機関(竹山病院、横山医院)が高齢者を対象にスマホ教室を実施している。同取組には、竹山地域の持続可能で豊かな未来の実現などを目指し活動する「竹山未来先取りクラブ」と共に同サッカー部が協力している。

 同部は、住民の高齢化に伴い空き室が目立っていた竹山団地の賃貸棟を20年から寮として使用。大森監督らの指導のもと、社会参加や地域貢献の一環としてこれまで地域の行事や清掃活動を行ってきた。

 スマホ教室は毎月第1・第3金曜日の午前10時から11時。竹山団地中央商店街の屋上駐車場にある「ふれあいさろん竹多久」で開催されており、同部部員が操作方法を高齢者に教える役割を担っている。

 10月21日に行われた教室には4人の高齢者が参加。教室内では、それぞれの携帯電話を手に、同部部員に操作方法を質問する高齢者の姿があった。84歳の高志光子さんは、現在インドネシアで暮らす息子にLINEでメッセージを送ろうと教室を訪れていた。高志さんは操作方法を教わりながら「お変わりありませんか?今スマホ教室で教わっています。難しくて大変です」とメッセージを作成し、送信した。

 大森監督は「部員たちは高齢者に寄り添いながら操作方法を教えているが、このような経験は今後社会で生きていく中できっと彼らの役に立つと思う」と話した。

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