楽しく環境問題を提起

　○…環境調査会社の代表を務め、環境イベント「ＬＯＵＤ＆ＰＥＡＣＥ」を主催する。「環境や気候問題は政治家や企業人が眉間にしわを寄せて議論するだけでなく、個人の小さなことの積み重ねで変わる」と言い、楽しく考え、楽しく行動することを信条とする。

　○…瀬谷で生まれ育つ。「野山や川を走り回って遊んでいたよ」と懐かしむ。ボーイスカウトの活動にも参加し、「環境について考えるベースになった」と振り返る。中学高校時代はバドミントンに熱中し、インターハイにも出場。「控えメンバーだったけどね。最初は『羽根つき』みたいに簡単かなと思って入部」したが、練習も試合もハードで「びっくり」と笑う。

　○…大学卒業後、半導体を扱う企業に就職し、ＩＣチップの設計を担当。その後、建築設備の会社に転職し営業を行った。「今とはまったく畑違いの業種。出世しようと頑張って営業してましたね」。30歳の時、父親から一緒に仕事をしないかと声を掛けられる。「父から仕事を任せられ、そばで一緒に仕事ができたのは勉強になった」。社長として、社員が生き生きと仕事していることや新しいことにチャレンジする姿勢など社員の成長を身近に感じることがやりがい。

　○…休日はサイクリングやカヌーを楽しむほか、料理も腕を振るう。「お酒のつまみ程度だけど。ピザは粉から厳選してね。美味しいですよ」とニンマリ。２００７年から続く逗子海岸から日本海までの「一筆書き」での縦断。丹沢や八ヶ岳、北アルプスなどを歩き、現在は長野県大町市付近。「あと少しでゴール。ちょっと寂しい。次のチャレンジも探さないとね」。仕事も私生活も環境問題も”楽しく”チャレンジしていく。