昨年の公職選挙法改正で、大和市・綾瀬市と同じ「衆院神奈川13区」を構成することに決まった瀬谷区。瀬谷区の街づくりについて、立憲民主党13区の太ひでし衆議院議員、瀬谷区選出の花上きよし横浜市会議員、瀬谷区県政担当の梅沢ありさ氏が意見を交わした。

園芸博の成功目指し

　花上　旧上瀬谷通信施設で２０２７年に国際園芸博覧会が開かれます。１０００万人以上が訪れる国家行事で、国・県・市の強固な連携が欠かせません。ぜひ成功させ、跡地で検討中のテーマパークや上瀬谷ラインへの機運を盛り上げていきましょう。

　梅沢　開催する上で大切な視点は地域住民の安全・安心。防犯も必要ですし、特に重要なのは渋滞対策です。例えば幼稚園への送迎。渋滞で園バスや車で正常に送迎できないと、子どもを預けられず困る親も多いです。日々の暮らしに影響が出ない基盤づくりを進めなければなりません。

　太　園芸博に向けては⽣活者の視点や⾃然環境との調和を重視したいと考えています。また、外交や安全保障を専門とし、日米同盟の健全なあり方を目指す私としては、跡地の有効活用は重要テーマ。瀬谷区の方々の声をしっかり受け止めて寄り添いながら、園芸博のあり方や旧上瀬谷通信施設のより良い土地利用を模索していきます。

子どもの未来を守る

　花上　 少子高齢化が進むなかで、子どもたちや親世代への支援が喫緊の課題です。横浜市では昨年末に中期計画原案が可決され、小児医療費助成制度の拡充や中学校給食の実現、妊娠期からの切れ目のない支援の充実などが打ち出されました。

　梅沢　教育機関を管轄する国・県・市が連携を強化し、より一貫性のある教育環境を整える必要があると考えています。障がい児への支援も不可欠で、障がいの有無に関係なく等しく教育を受けられる「統合教育」の実現が求められています。

　太　子どもの命を守る取組は何より重要。初の国会質疑では通学路の安全確保を取り上げ、こども家庭庁に通学路行政の権限・予算を一本化し、司令塔機能を担うよう提言しました。今後も子どもたちへの大胆な投資を訴えていきましょう。

■企画・制作／立憲民主党瀬谷区支部

花上きよし　梅沢ありさ　太ひでし

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