横浜市内でも高齢化率が高い瀬谷区。暮らしやすい社会を実現するためには多世代の交流は必須ですが、コロナ禍で人との繋がり、地域との繋がり、地域の活動が減ってしまいました。行動規制が緩和される今、改めて繋がりや活動を再構築する必要があります。

　私は区民のみなさんが活動できる場所・組織が必要だと考えます。それはスポーツや文化、伝統芸能などさまざまな活動をする団体が集まり、活動できる場所で、例えば住民主導で組織する「総合型地域スポーツクラブ」です。今まで交流のなかった団体同士が組織でつながることで２つの良い点が創生されます。

若者たちにこそ必要

　１つ目は健康寿命の延伸効果です。活動に参加することで外出機会が増え、孤独にならずに社会との繋がりができます。互いに気に掛けることで体調の変化や社会的孤立の早期発見も可能になり得ます。

　２つ目はさまざまな団体が組織されることで多世代が所属し、健常者、障害者の区別なく参加できます。互いに情報やネットワークを共有すれば、地域を越えた人との繋がりができます。私が住む自治会でも神輿の担ぎ手が少なくなってきていますが、多世代かつ広域にアプローチすることで後継者不足を解消し、地域活動の継続や活性化の一助になることが期待できます。

　世代、地域を繋ぐ場は高齢者だけでなく若い人たちにこそ必要です。

原英人

瀬谷区瀬谷4-6-10-2F

TEL:090-2935-2323

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