「人は力」、仲間求めて

　○…献血活動や中学生対象の薬物乱用防止標語コンクールなどを通じて地域に奉仕する横浜瀬谷ライオンズクラブ。半世紀の節目を迎えるにあたり、相原和行会長をはじめとする会員たちと実行委員会を組織し、１年間かけて様々な記念事業を準備してきた。昔の写真や賞状を集めるなかで感じたのは歴史の重みという。「クラブの素晴らしさを再認識できました」と語り、５月13日に開く記念式典への意欲も一段と高まっている。

　○…地域の先輩から勧められ２００５年に入会し、09年に初となる会長就任。12年に神奈川や山梨の各クラブで構成される３３０─Ｂ地区キャビネット副幹事を務め、翌13年には40周年実行委員長も任された。一連の活動で人脈が広まり、ライオンズの意義や魅力への理解が深まったという。異業種の経営者らとの交流は仕事の刺激にもなったそうで、「一つの業界にいては気付けない発見も多い。良いアイデアを積極的に取り入れようと考えるようになりました」と自身の成長につながったと捉えている。

　○…瀬谷区で生まれ育つ。小学生の頃にゴルフを始め、中学・高校、大学は部活に明け暮れた。20代半ばに、祖母が立ち上げた関東幼稚園（下瀬谷）に携わるようになり教育の世界へ。今では同園の園長を務めており、園児の自発的な「したい」を後押ししている。家族は妻と２人の子ども。４人揃ってのスキーが貴重な息抜きの時間。

　○…「人は力なり」--。同クラブでは献血活動などマンパワーが求められることも多く、今後は会員増強により注力したいと考えている。そのために、いかに魅力を発信するかが鍵という。「奉仕が多様化して難しい時代。それでも地道に声かけしていきたい」と粘り強く訴えていく。