子どもの笑い声が好き

　○…いずみ野小学校（泉区）と２０２４年４月に統合される阿久和小学校。10月７日と８日に開かれた「わくわくあくわの日」など、子どもたちから寄せられたリクエストをもとに、思い出に残る企画を教諭たちと計画している。「阿久和小で過ごした記憶を良い思い出として、人生の糧にしてくれたら」と望む。

　○…教師歴32年。青葉区や旭区、港北区を経て、保土ケ谷区の権太坂小学校では副校長を務めた。その後、教育委員会西部学校教育事務所の教育総務課に勤務し、22年に同校へ。同年夏に統合の方針が決定され、「残りの時間をみんなで楽しく過ごそう」と受け止めた。教諭たちとの初対面時には「全校児童の顔と名前を先生たち全員が把握していたんです」と強い阿久和愛に驚嘆。また、地域の特徴について「学校の活動に積極的に協力し温かく支えてくれます」と感謝。以前の校長たちが下地を作ってくれたからこそと話す。

　○…旭区在住。中学生の頃に視聴したドラマの金八先生に憧れ教職を志す。「やりたかったことを実現することができた。子どもたちの笑い声も好きなので、毎日が幸せ」と笑顔。家族は夫と娘。大のサウナーで、水風呂とサウナに目がない。休日には仕事に向けて身体を整えている。

　○…統合がスムーズになるよう、いずみ野小と合同の田植えや脱穀作業、児童同士の交流会などを企画する。「子どもたちは楽しみにしていると話しますが、環境も変わるので実際には不安な気持ちもあると思う。一つ一つ解消していけたら」と話す。閉校式までの登校日も残り１００日を切り、阿久和小で過ごせる時間もわずか。楽しい記憶が残るよう、そして学校の歴史と記憶を未来へ残せるように今後も努めていく。