「健康寿命」を延ばすことが今日（こんにち）大きな社会的テーマとなっています。横浜市は運動機能の維持・向上を目的とした「健康遊具」を市内各地の公園に設置。瀬谷区でもこのほど、健康遊具の場所や使い方などを紹介するマップを作成、配布しました。

　私は15年以上前、中田宏市長の時代に健康遊具の設置推進を議会で提言しました。この提言は中国・大連で見た光景に着想を得たもので、住民の方々が公園内の簡易なアスレチック器具を利用していたのです。スポーツセンターなどハコものの大型施設を整備するだけでなく、市民の身近な場所に健康づくりの一助となる器具を設置することの重要性を訴えました。

　瀬谷区が作成したマップでは新設予定も含めて29カ所の健康遊具が紹介されています。ぜひ、近所にある健康遊具を利用してください。

出産費用ゼロへ検討開始

　横浜市による出産費用調査の結果がこのほどまとまり、市内の分娩取扱施設における基礎的費用（入院や分娩料など）の平均値は54万８２２４円、中央値は55万５０００円であることが分かりました。国の出産育児一時金（50万円）を充当しても費用負担が発生している状況で、経済的負担を感じている世帯は約85％に上っています。

　山中市長は21年の市長選で、私たちが提言した「出産費用ゼロ」を掲げていました。今回の調査結果に基づき、支援の在り方が検討されます。

花上喜代志

瀬谷区三ツ境174-37

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