戻る

鶴見区 人物風土記

公開日:2019.01.31

社会福祉法人あさひの理事長を務める
平出 田鶴子さん
馬場在住 85歳

  • 平出 田鶴子さん (写真1)

学び続ける福祉の先駆者

 ○…ホームヘルパーの養成研修を日本で最初に開設した社会福祉法人あさひ。今ではヘルパー派遣や障害者支援など、事業は多岐に渡る。理事長ながら現在も現場を回り、自ら勉強する忙しい毎日を送る。モットーは「自分を尊敬していなくて人から信頼されることはない」ということ。常に誇りを持って人と接する。

 ○…幼い頃は貧しい生活だった。「女は勉強しなくていい」。そんな時代に「女も男と対等に学ばなければ」と強く感じていた。大学まで福祉を学び、病院の医療ソーシャルワーカーとして働いた。人の相談を受ける仕事。「自分はそんな器なのか」。一度自信をなくし、職から離れたこともあった。福祉の世界に戻ったのは障害をもった子どもが生まれた頃。当時、介護や看護の教室がないことに違和感を感じていた。「大家族の時は家庭の知恵や技術をおばあちゃんが教えてくれた。でも核家族化の中で、そのスキルは学ばないと得られない」。1973年にあさひの前身となる家庭看護学院を創設。在宅福祉の考えなどない時代。世間の反発も大きかったが、あの手この手で道を開いてきた。

 ○…20歳から始めた日本舞踊。今でも月2で教室に通う。その道では最大の流派とされている花柳流の名取。「体を動かすのは大切」。若さの秘訣はここにあるのかもしれない。それは仕事にもつながる。「考えているだけじゃなくて、頭と体と心の3つを使わないと」

 ○…来年には理事長職を引退し、後継者に引き継ぐ。「2代目になったら2代目の風が吹く」と清々しい表情。「ただ、日本はまだまだ縦社会で強いもの勝ち。『いかに自分が社会の役に立てるか』そんな風に考える人が増えればいい。私もまだまだ勉強して、人様に寄り添っていきたい」。先見の明で見守って行く。

    鶴見区 人気記事ランキング

    • 前日
    • 1週間
    • 1か月

    鶴見区 人気記事ランキング

    • 前日
    • 1週間
    • 1か月

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    鶴見区 人物風土記の新着記事

    鶴見区 人物風土記の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS