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公開日:2026.07.09
横浜グランドスラム企業 鶴見区内から3社受賞 市の4つの認証制度取得
横浜市は、SDGsの達成や地域貢献への取り組みなど4つの認定・認証制度を全て取得した企業を「横浜グランドスラム企業」として表彰している。26年度の受賞は24社で、鶴見区からは東洋電装(株)、(株)日工、(株)松尾工務店の3社が受賞した。取材に応じた2社の取組を紹介する。
4つの認定・認証制度は「横浜型地域貢献企業」「よこはまグッドバランス企業」「横浜健康経営」「横浜市SDGs」の4つ。6月26日には市役所アトリウムで表彰式が行われ、山中竹春市長から表彰状が渡された。
有給休暇に推奨日
(株)日工(吉岡幸弘代表取締役)=市場富士見町=は、地域社会に高品質なサービスと安心・安全な環境を提供し、広く発展に貢献することを企業理念に掲げる。1972年の創業以来、公共工事から民間工事まで幅広く対応している建設業者。
32人の社員が働き、ワークライフバランスの推進に力を入れている。吉岡代表は「業界全体の問題に従業員の確保や女性の働きづらさなどがある」と現状を話す。
同社では働きやすさを重視し、現場からの直行直帰を推奨。有給休暇を取りやすいよう、希望日はもちろん、お盆や年末などの長期休暇付近に「推奨日」を設け、健全に労働できる環境づくりを行う。
社内に女性更衣室の設置を行ったほか、育児休業制度なども充実させ、柔軟な働き方に対応できるようにすることで、女性が活躍できる環境を整えている。
また、現在の社員は20代〜30代が多く40代が少ないため、50代以上のベテラン層との円滑なコミュニケーションを目的として、フットサルやキャンプなどの同好会を設立。世代を超えた交流の促進も行っている。
地域貢献の分野では、災害発生時でも事業を継続していち早く緊急出動できる体制を整備。さらに、行政と協働して身近な道路の美化や清掃を行う制度「ハマロード・サポーター」にも登録されており、建設業者ならではの技術を生かした道路整備などにも協力する。
吉岡代表は「受賞がゴールではない。これからはより働きやすい企業に成長し、地域から愛され貢献する企業を目指す」と意気込んでいる。
脳ドックを推進
2025年に110周年を迎えた(株)松尾工務店(松尾文明代表取締役会長)=鶴見中央=は、「永遠の品質保証」を掲げる総合建設会社。305人の社員が働いており、福利厚生に力を入れる。30代から脳ドックの受診を推奨し、費用は会社で負担している。過去に脳梗塞を患い、倒れた社員がいたことがきっかけで始められた。若手社員が受診し、早期発見に繋がった事例もある。
その他にも、同期社員と励む5年に一度の海外研修制度や社員の家族も参加できる多彩なレクリエーション活動、独身寮に電気自動車を導入し生活を支援するなど多様な福利厚生を行う。
同社では、41人の女性社員が働いている。フレックスタイム制を導入し、柔軟な働き方が可能なほか、男女問わず、育休の取得も積極的に行う。女性技術社員は、中央技術研究所の「女性技術者活躍環境創成部会」に参加し、同業他社の社員との交流を通して、様々な知見を持ち帰り、女性が活躍できる職場づくりに取り組んでいる。
地域貢献の分野では、本社前にある鶴見地下道とその周辺の清掃活動を30年以上続けている。毎週月曜日〜金曜日の午前7時30分から8時25分までの時間帯で実施。同社の社員は「とても汚されてしまっていることもあるが、清掃活動中に感謝を伝えてくれる人もいる」と笑顔で話す。同社が始めた清掃活動は、周辺企業にも広がっている。表彰を受けて松尾会長は「今回全ての認定・認証を受けたことに甘んずることなくレベルアップを目指していきたい」と意気込みを話した。
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