市政レポートNo.100 100周年 〜その先へ〜 健康福祉委員会委員長 原 典之
2021年を皆様と共に迎えられましたこと、大変喜ばしく思います。
昨年は、2020年の漢字「密」の一言に尽きると思います。様々な活動や行動が制限された1年でした。私が委員長を務める市議会の健康福祉委員会においては、本年も新型コロナウイルス対策に引き続き取り組んでまいります。特に、間もなく開発されるであろうコロナワクチンにおいては、国ではその供給体制が急務となっておりますが、川崎市でも接種体制の構築に向け、当委員会で昨年から議論を交わし進めているところです。
2019年ラグビーW杯に続き、2020年東京五輪・パラ五輪、2021年ねんりんピックかながわと、3カ年にわたり大きなイベントが計画されていました。外国人観光客についても全国で3000万人を突破し、昨年は4000万人を目標としていましたが、停滞と延期を余儀なくされてしまいました。1日も早くコロナが収束し、市民生活や経済活動が元に戻り、さらなる発展を願って止みません。
3年後には、川崎市制100周年を迎えます。1924年(大正13年)に、人口約5万人で始まった本市は現在約154万人。この周年行事の一つとして、「全国都市緑化フェア」の開催を目指しております。従来型の単発イベントではなく、市民や企業のマインドチェンジを起こすきっかけとなるようなターニングポイントとして位置付けており、様々な議論が交わされております。
また、ライフスタイルや経済構造については、「生産消費」から「循環型」へとシフトされつつあります。川崎市も脱炭素社会の実現に向け、「2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ」を目指しております。皆様で持続可能な社会を築いていくためにも、これからも多くの提案をしてまいります。
新しい生活様式が各分野で取り入れられておりますが、その一環として新しいコミュニティの創出をめざし「スポーツ吹き矢」を積極的に推進してまいります。このスポーツは年齢・性別問わず気軽に楽しめ、背筋が伸びる上に、腹式呼吸ができ、健康寿命の延伸にも寄与し、人生100年時代にも相応しいと考えます。小さい取り組みではありますが、地域包括ケアシステムに少しでも手助けになるかと考えております。本紙での市政報告も今回で100回目を迎えましたが、引き続き市民に必要な情報発信に努めてまいります。
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4月19日
4月12日