緊急事態宣言が明け初めての週末となった10月1、2日、区内の飲食店では久々の酒を楽しむ人で賑わいを見せた。
平波そば(宮内)では、夜の客の多くがそばとともにビールや焼酎を注文。夫婦で訪れた60代の男性は「家飲みに飽きたので良い気分転換になった」と笑顔で乾杯した。店主の生出(おいで)隆さんは「酒類を出せない期間は夜のお客さんが少なかった。久々に活気が戻り、うれしかった」と安堵の表情をみせた。
定食屋の幸島(小杉町)でも店内での飲食を待ち望んだ顧客で溢れた。最近周辺に引っ越してきたという50代の夫婦は「地酒という看板に惹かれ、宣言が明けたら行こうと思っていた。自宅では飲めない美味しい日本酒を堪能できた」と声を弾ませた。60代の男性は「昨日(1日)は台風で我慢した。客仲間と再会できて良かった」と頬を緩めた。店主の笹間美香さんは「日本酒の栓を開け、注げる幸せを感じた。新時代の呑みのスタイルに対応していきたい」と前向きに話した。
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