市政報告Vol.9 児童虐待防止に、地域の高齢者の力を 日本維新の会 川崎市議会議員 三浦えみ
先日、4歳の女の子が虐待を受けて亡くなるという痛ましい事件が発生いたしました。この事件について、大変重く受け止めております。
予算審査特別委員会において、本市における児童相談所施設運営関連費用は平成6年度予算は7億5千万円余で、平成5年度と比べて約1億円の増加となっていますが、その内訳は会計年度任用職員の報酬額の見直しによるとのことです。児童虐待に関しては深刻な問題であると認識しておりますので、児童相談所で働く方の待遇を見直していただいたことは評価したいと思います。
深刻化する児童虐待
過去5年間で児童虐待は増加しています。
児童虐待が起こる要因の多くのケースとして、保護者の成育歴や心身の疾患、生活困窮等による負担感の増大など、多様かつ複合的な課題が絡み合って発生するとのことです。児童相談所で働く主な有資格者は児童福祉司と児童心理司の方であるとのことですが、これらの資格を有する方々の配置状況と必要な人員は足りていないそうです。
現状、児童相談所の人員が足りておらず、機能していないという状況の中で、児童虐待の問題は深刻です。
高齢者に活躍の場を
そんな中、元気で知見もある高齢者の方々の中からは、子育てに行き詰まった若い父親母親を心配する声も高まっており、自らの経験を活かして、声掛けをしたり寄り添うなどして、「児童虐待を少しでも減らしたい、役に立ちたい」と願っている方々もいらっしゃいます。
そういった高齢者の方々が、児童相談所のみならず、地域で活躍できるボランティアの場の提供を、前向きに検討していただけるとのご答弁をいただけましたので、本市に期待いたします。
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4月26日
4月19日