戻る

中原区 教育

公開日:2024.12.20

下作延小学校
ITで動き学び、実践
体育の授業 区内企業連携

  • プログラミングで動きを学習

  • 学んだ動きを校庭で実践する児童

 中原区内に本社を構えるITサービス企業「(株)アルファメディア」は川崎フロンターレと連携して、12月11日に下作延小学校(高津区)の5年生3クラスでプログラミングとサッカーを合わせた授業を実施した。

 高津区の市民提案型事業に採択され、今年で3年目となるこの取り組み。体育の授業の中で、攻撃の選手2人、守備の選手1人の状況で、どのように動くとパスがもらえ、シュートを決められるかをGIGA端末を使って学習。その後、実際にフロンターレのスクール普及コーチの指導のもと校庭で実践し、再び教室に戻ってパスの成功率を上げるために何が必要かをGIGA端末を使って考えるという流れで授業を行った。

 体験した西山遥太さんは「プログラミングと実際は違って難しかった」と話し、井ノ口夏帆さんは「野球とか他のスポーツで同じようにやってみたい」と振り返った。

 同校の岡山憂教諭は「サッカーをやっている子は感覚でわかるが、やっていない子は動き方がイメージしにくい。共通理解ができるようにするのがこの取り組み」と説明する。3年かけてこの取り組みをテキスト化し、他の教員も取り組めるようにできたという。岡山教諭は「動き方がわかれば技能を身に付けることで、試合で得点を取れるようになる。これを川崎市全体に広げていきたい」と力強く語る。同社の小湊宏之社長は「今年で3年目。毎年ブラッシュアップしてきて完成度の高いものができた。今後は、他の学校でも使ってもらえたら」と展望を話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中原区 ローカルニュースの新着記事

中原区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS