麻生区版 掲載号:2015年4月17日号

全国大会でブロック優勝を果たした、柿生フィリーズの監督を務める

佐能 俊秀さん

上麻生在住 46歳

ひたむきな子によい環境を

 ○…県代表としてミニバスケットボール全国大会に初出場し、ブロック優勝を決めた。「予選から強豪チームと当たり、長く厳しい戦いになったが、優勝できてほっとしている」と話す。柿生地区を中心に活動し、女子チーム「フィリーズ」と男子チーム「レッズ」の小学生約70人を束ねる。「小さくてもいいので、乗り越えられる目標を立て、子どもたちはそれに向かって頑張っている」

 〇…約20年前、柿生小の教諭を務めていた時に、子どもと過ごす時間があまりに好きで「放課後も子どもと一緒にいたい」と、ミニバスケットボールチームを創設した。バスケを選んだのは、男子も女子も楽しみやすい競技だから。未経験者だったが、あらゆる本を読み、ビデオを観て、様々な指導者の話を聞くなど研究を重ねた。激しいディフェンスとシュートを確実に決める戦術をつくりあげ、以後、関東大会に5回出場するなど、強豪チームに育て上げた。

 〇…現在は宮前区の稗原(ひえばら)小で教鞭をとる。「子どもの成長は1年間でも目に見えてわかって楽しい。大人にはない、純粋さやひたむきさがある」と語る。特にバスケを通して、子どもたちの嬉しい顔、悔しい顔ととことん向き合ってきた。それゆえ、チームを卒業した子どもたちが大人になってもしばしばチームを訪れるというほど、築いてきた信頼関係は強い。「OB・OGとの関係性は彼らが子どもだった頃と変わらないんです」と微笑む。

 〇…「試合ではきつい場面、乗り越えなければならない山場がいくつもある」と、練習中は厳しい表情を見せる。よい環境があれば、まっすぐひたむきに頑張れるという信念のもと、緊張感のある雰囲気づくりを重んじる。「子どもたちには、長くバスケを続けてほしい。また全国優勝を味わいたいし、ずっと県大会に出場し続けられるような強いチームにしていきたい」と熱く語った。

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