神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2018年2月2日 エリアトップへ

川崎市議会 高校生 初の議員体験 「18歳選挙権」意識向上へ

政治

公開:2018年2月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
実際の本会議場を使い、本番さながらの会議に臨む「高校生議員」たち
実際の本会議場を使い、本番さながらの会議に臨む「高校生議員」たち

 川崎市議会(松原成文議長)は1月20日、初の取り組みとなる「高校生議会」を開催した。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことに伴い、高校生の主権者教育のために企画。市内の市立高校5校から選抜された生徒33人が実際の議場などを使って本会議や委員会を開き、川崎の未来のための意見書を取りまとめた。

 総務省によると、主権者教育とは社会に参画し、自ら考え、自ら判断する主権者を育てることを目指して、若者の政治意識の向上や有権者である子どもたちの意識を醸成することを指す。公職選挙法改正で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたため、高校生にも選挙権があり、主権者教育の推進が求められている。

 川崎市議会ではこのような状況を受け、昨年秋にドイツとスウェーデンを訪れ高校生の主権者教育の現場を議員団14人で視察、今回初めて「高校生議会」を開くことにした。

 高校生に調査、研究、協議といった議員活動を本物の議場で体験してもらうことで議会への理解を深めてもらうのがねらいだ。松原議長は「高校でも主権者教育に取り組んでいるが、それは教室の中での授業。現場で体験することが必要」と話す。

 川崎市内の全ての市立高校5校(川崎、幸、川崎総合科学、橘、高津)から選抜された1〜3年生の33人の生徒が「議員」として参加した。高校生から選出された議長が本会議を進行。川崎の未来について3つの委員会(まちづくり・観光/社会・教育/福祉・環境)で議論を重ね、意見書を提出し本会議で採択。「本物さながらの市議会」を体験した。

 議長を務めた橘高2年の別所俊輔さんは「市内選挙の投票率が低い。もっと政治に関心を持つべきだし、市政の中心に市民がいるのが理想」と振り返った。

選挙の解説や模擬投票も実施
選挙の解説や模擬投票も実施

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook