川崎商工会議所(山田長満会頭)は市内で50年以上事業を続ける企業を紹介した『かわさき長寿企業2〜半世紀の歩みとともに〜』(神奈川新聞社)を発刊した。
13年出版の『かわさき百年企業』、その翌年発行の『かわさき長寿企業』に続く3冊目の書籍。災害や市場環境の変化などに対応しながら存続する20社が「地元愛」をキーワードに取り組んできた歩みや逸話を1社あたり8ページにわたって紹介。
“川崎で一番古いイタリアン”として知られるモナリザンは自転車販売店を立ち上げ、日銭を稼ぐために喫茶店を開き、ナポリタンなどのレシピを買い取った歴史などが綴られている。このほか、ユースキン製薬やチッタエンタテイメント、川崎鶴見臨港バス、割烹蒲焼大沼、菓子匠末広庵、セレモニア、北野書店、大山組、ホンダクリオ共立などが掲載されている。
山田会頭は巻頭で「(市場環境への対応、事業承継問題など)足跡の中に、日本経済が抱える諸問題を解決するためのヒントが内包されている」と述べ、企業経営者に一読を勧める。A5判173ページ。税別1600円で市内主要書店で販売中。
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