麻生区スポーツ推進委員会委員長を務める 山田 勝彦さん 岡上在住 75歳
健康増進 子どもの育成を
○…地域のスポーツ推進役として、区民の健康増進、ニュースポーツの普及などに取り組む麻生区スポーツ推進委員会。昨年4月に委員長に就任したが、コロナ禍で活動がままならず苦心の1年が続いた。今年こそと、ソフトボールなどの各大会、「歩け歩け運動」、体力テストといった恒例のイベントを計画中。「家や近所で少しでも動いてもらって、元気でイベントに来てもらえれば」と笑顔で話す。
○…町内会の推薦で分区前に多摩区の体育指導員を務めていた縁で、麻生区の同委員会発足時から参加。「あらゆるスポーツに触れられるし、いろいろな世代の人たちと話しながら体を動かすのが楽しい」とやりがいを語る。月に1回、スポーツセンターと協働して、ボッチャなどのニュースポーツ体験会を企画。障害者への理解を深めるために勉強中だ。「子どもたちに遊びやスポーツの中で障害者の考え方などを伝えていきたい」と意欲を見せる。
○…生まれも育ちも岡上。幼い頃は運動が好きで、卓球やバドミントンで汗を流した。社会人になってからは、町内の少年野球や子ども会に携わり、長年、地元の子どもたちの成長を見つめてきた。「子どもたちの笑顔を見るのが好き」と白い歯をこぼす。一方で、外で遊ぶ機会が減り、体力が低下していることを肌で感じている。「最近の子は腰が硬い。もう少し体を動かしてほしいね」
○…自営で仕事をしながら、週末にはスポーツ推進委員、町内の活動と多忙も「楽しんでやらないと」と意に介さない。委員のメンバー、各イベントの参加者を一人でも多く増やすことが今後の課題。委員長として、麻生区のスポーツ推進、地域の子どもたちの育成に、これからも先頭に立って取り組んでいく。
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