渡田山王町在住の廣瀬秀文さん(会社員・25歳)が、日進町で3月に起きたひったくり事件で容疑者を追跡し取り押さえ、逮捕に貢献した。川崎警察署(鳴海達之署長)は4月26日に功労に対し感謝状を贈呈した。
事件は日進町1番地14の先の歩道で、3月13日午後10時50分に発生。79歳の女性が鶴見方面に向かって歩いていたところ、2人組の少年のうち1人が現金入りショルダーバッグを奪って逃走した。
廣瀬さんはJR川崎駅から自転車で帰宅していたところを、全速力で駅方面へ走る少年とすれ違った。不審に思いながら道を進むと女性から「ひったくりにあった」と聞き、自転車で少年を追跡。少年に「おまえがやったのか」と聞くと再び逃げたため廣瀬さんも走って追いかけ、川崎ルフロン前の信号で捕まえた。廣瀬さんは「おばあさんに謝りに行くぞ」と促し、少年の腕を掴みながら歩いて現場へ向かっていたところを警察官に発見され、少年は逮捕された。
廣瀬さんは学生時代、陸上部に所属しており、脚力には自信があったという。廣瀬さんは「弱い立場の人に対してそんな行為をしたことが許せなかった」と話した。
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