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公開日:2025.09.19
不動産会社経営者が解説
川崎中央プランナーと考える「家族で守る不動産」
vol.3建物の維持管理、大切なのはこまめな修繕
「築25年のアパート、もう建て替えた方がいいのかしら?」Aさんは、お父さんから受け継いだ木造アパートの管理に悩んでいます。しかし、適切な修繕で建物は長持ちし、入居者にも喜ばれる物件に生まれ変わることができます。
〜構造別の特徴を知りましょう〜
【1】木造:耐用年数22年と言われますが、これは税務計算のためのもの。実際は適切な管理で50年以上使えます。最近は中古住宅市場も活発で、管理の良い建物が評価される時代になってきました。
【2】鉄骨造:骨組みは丈夫ですが、外壁や屋根の定期的なメンテナンスが重要です。
【3】鉄筋コンクリート造:構造は長持ちしますが、防水工事が建物寿命の鍵となります。
〜お金をかけすぎない修繕の知恵〜
屋根・外壁は15年程度の周期で点検。小さなひび割れも早期発見で大きな出費を防げます。怪しい訪問営業に気を付けましょう。
キッチン・浴室・トイレは入居者が最も重視する箇所。清掃とコーキング補修だけでも印象が大きく変わります。
壁紙は全部を変えなくても、たとえば1部屋の中で面によって色が違うものを使って費用を抑えることもできます。
建物は「生き物」です。体調管理と同じで、小さな不調を早めに直すことで、大きな病気を防げます。古い建物ほど価値が高い欧米に比べ日本は新築志向が高いですが、物価高で情勢が変化しています。賃貸アパートもご自宅も、修繕で資産価値を高めましょう。
次回は10月17日号「第4回 賃貸アパート経営、入居者様とのコミュニケーション」です。
株式会社川崎中央プランナー
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