さがみはら中央区版 掲載号:2020年3月19日号 エリアトップへ

休校支援として矢部に会員制の自習スペースを開所した 江嶋 友さん 桜美林大学4回生 23歳

掲載号:2020年3月19日号

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地域の困りごと請負人

 ○…新型コロナウイルス感染症の拡大予防で市内の小中高が臨時休校になる。その一報を耳にし、いち早く動いた。地元事業者と協働で、受験生や共働き世帯に向け、矢部駅近くのレンタルスペースに自習室を開設。急ごしらえのイスや机、そしてFacebookのみでの告知。それでも初日から学生がやって来たことに安堵の表情を浮かべる。

 ○…桜美林大学で国際経済を学ぶ4回生。長野の実家が自営業だったからか、幼い頃から「自分で何かを始めたい」と思っていた。起業の第一歩として大学の仲間たちと行ったのが、街のコンサル屋さんだ。淵野辺に小さな事務所を構え、商店街に困った事がないか御用聞き。焼き芋屋が夏の売り上げに苦慮していると知ると、芋を使ったパフェを提案し、ポスターを制作、SNSで一気に拡散。店主からの「ありがとう」が忘れられない経験になった。

 ○…地域との繋がりを大切にしている。特に、同大の学祭実行委員を3年間務めた際、協力してくれた地元企業や近隣住民には感謝の念が絶えない。「学祭運営の練習になれば」と地元の祭りやイベントに携わらせてくれた事業者もいる。「ただの学生なのに、街にたくさんの経験を積ませてもらった。自習室の開設もそうだが、少しずつ恩返しをしたい」

 ○…先頭を切ってリーダーシップを発揮するタイプではない。しかし人の懐に入るのが上手で、皆がつい手を差し伸べたくなる。ニーズという課題を見つけるには、「とにかく相手と話すこと」。いつか、故郷の長野で後継者不足に悩む農家と、農業にチャレンジしたいという首都圏の人たちを繋げる仕組みが作れたら。若き起業志望家は、今もアイデアを模索中だ。
 

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