谷口台小学校(南区)の児童が考案したラーメンのメニューを、地元中華料理店の職人が調理し試食する総合学習授業がこのほど同校で行われた。今年度実施している南区誕生10周年事業の一環。児童らは美味しそうにラーメンを頬張っていた。
南区(菅谷貴子区長)は昨年、南区誕生10年の節目を迎えたことから、様々な10周年事業を行ってきた。分区した年に生まれた小学4年生の児童などを相手に、「オンライン意見交換」も実施している。今回のラーメンメニュー考案も、区からの提案で同校の4年生児童が取り組んだもの。区に愛着を持ってもらうことや地元の飲食店を知ってもらうことで、地域活性につなげたいといったねらいがある。
地場産食材にこだわり
メニューの中でこだわったのが地場産の食材を使うこと。メニューに沿って素材などを選んで調理したのは、地元中華料理店「昌龍飯店」の河内文雄さん。チャーシューに相模原ブランド豚「香福豚」を使用、卵は南区麻溝台のたまご街道にある養鶏場の卵を使い、小松菜も地場産にこだわった。河内さんはこれらに、「祝」と書かれた海苔や「10」をあしらったワンタンを作り、よりメニューに近づけた。名称は「南区10(テン)こもりラーメン」に決まった。
河内さんは「美味しそうに食べてもらい良かった。コロナで行事を自粛する中、子どもたちの思い出になってくれたら」と話していた。試食した柴田陽樹君は「野菜の食感がシャキシャキしてちょうど良い。卵も味がしみている」と感想を話し、波多野颯真君は「あっさりした小松菜と甘い野菜いための味のバランスが良く、とても美味しい」と笑顔で語った。
2組の担任の石井清歌教諭は「10歳の子どもたちに10年を迎えた南区に親近感を持つきっかけになればと思い、一緒に盛り上げたかった」と話している。
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