県政報告Vol.53 大規模災害に備えた「安全・安心を守る災害対応力の強化」 自民党県議会議員 河本(かわもと)文雄(ふみお)
我が国に大きな惨禍をもたらした東日本大震災から11年が経ちます。熊本地震や西日本豪雨、相模原にも大きな被害をもたらした令和元年東日本台風など多くの災害に見舞われ、自然の恐ろしさを体験してきました。来年9月は大正12年の関東大震災から100年の大きな節目を迎えます。
そこで改めて災害の記憶や教訓を風化させることなく災害に立ち向かうため、大規模災害に備えた災害対応力を強化していかなければならないとの思いを強くしました。
災害はいつ起きるかわかりません。切迫性が懸念される首都直下地震や南海トラフ地震、さらには新型コロナの収束が見えない中、感染症と自然災害が重なって起きる「複合災害」への対策も重要です。現在、開会中の令和4年第1回神奈川県議会定例会には、大規模災害に備えた「安全・安心を守る災害対応力の強化」に向けた、次のような事業を実施する予算案が提案されています。
市町村の地域防災力の強化に向けた支援
「神奈川県地震防災戦略」に掲げる死者数の半減に向け、住宅耐震対策、消防団・自主防災組織の強化等の市町村の取組への支援を行います。また、近年激甚化している風水害に備えるため、策定した「神奈川県水防災戦略」を着実に推進するため、避難対策をはじめとした風水害対策への取組を行う市町村に対する支援を引き続き行います。
災害対応力強化に向けた実践的訓練の取組
大規模災害時における国、市町村、防災関係機関等の連携強化を図るため、救急、救助、医療救護活動等の大規模な実践的訓練「ビッグレスキューかながわ」を実施します。
また、消防職員の消火現場での対応能力向上を図るため、県消防学校に実際の火災と同等の熱環境、濃煙等を体験できる訓練施設を整備します。
県民の皆さまの命や財産を守ることは何よりも大切です。今後も県政活動を通じ、防災力の強化をはじめとした防災対策の充実に向けて取り組んでまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺
TEL:042-707-8836
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