県政報告Vol.56 県政の課題を問う 自民党県議会議員 河本(かわもと)文雄(ふみお)
県議会第2回定例会において、所属する国際文化観光・スポーツ常任委員会で審査した内容の一部を報告いたします。
ねんりんピック
全国健康福祉祭(愛称・ねんりんピック)は、スポーツや文化の交流大会をはじめ、健康や福祉に関する多彩なイベントを通じ、60歳以上の高齢者を中心とする国民の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚等を図り、ふれあいと活力ある長寿社会の形成に寄与するため、昭和63年(1988年)から毎年開催されています。
令和4年のねんりんピックは11月12日(土)から15日(火)まで、神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市等の主催で実施されます。神奈川で開催されるのは今回が初めてで、県内全市町村で32種目の交流大会と協賛イベントが開かれます。相模原市は水泳とバウンドテニスの会場になっています。
相模原市では、ホームタウンチームのサッカーの試合や市スポーツ協会主催のスポーツフェア、自転車レースのツアー・オブ・ジャパン相模原ステージ等で、オリジナルティッシュや県が作成したチラシを配布したりポスターを掲示したりして、ねんりんピックの市民周知を図っています。
一方、全国から約1万人の選手の皆さんをお迎えする県をあげてのビッグイベントですが、昨年の県民ニーズ調査では認知度が4・4%と非常に低い数字でした。県民の皆さまが開催を知ることで大会が地元から盛り上がり成功を収めることができると思います。
そこで、昨年の県民ニーズ調査からだいぶ日にちが経ち、県当局でも広報に力を注いでいることから、再度調査を実施するよう求めました。
今後もねんりんピックの開催をPRし、開催地の関心度を上げるべきと考えます。安全安心な大会にすることはもとより、選手の皆さんに神奈川の魅力をPRするとともに、多くの県民の皆さまにも会場に足を運んでいただき、健康や生きがいづくりの大切さを実感していただけるよう、また、再び神奈川を訪れたくなるよう取り組みを推進し、さらに県主導で、共同主催者である政令市や市町村、関係団体と共に連携を密にし残りの期間をしっかりと取り組むことを県に求めました。
かながわ旅割延長
新型コロナウイルス感染症により深刻な影響を受けた観光事業者の支援および地域経済の活性化のため、神奈川県および隣接県・地域ブロック(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨、静岡)にお住まいの方が神奈川県内を旅行する際の代金の割引と、旅行の際に飲食店、土産物店等で使用できるクーポンを付与する「かながわ旅割」。実施期間は4月6日から7月14日までの予定でしたが、このほど、8月31日(水)まで(宿泊旅行は9月1日チェックアウト分まで)延長になりました。また、神奈川県民の利用要件であるワクチンの接種回数は2回から3回以上に変更されました。
かながわ旅割に関しては、宿泊施設への直接予約や旅行業者を経由した予約に関しては好評を得ていると思いますが、OTA(インターネット上だけで取引を行う旅行事業者)の場合、利用条件が異なるため、予約をした方が感じる不公平な状況の改善について早急な対応を求めました。
感染状況を見ながら、関係事業者の意見にも耳を傾け、国との調整をしっかり行った上で、切れ目のない観光需要喚起策を実施し、神奈川の経済のエンジンを回すよう求めました。
今後もさまざまな地域課題の解決に向け全力を注いでまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺5-21-11
TEL:042-707-8836
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