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さがみはら中央区・緑区 社会

公開日:2026.09.03

相模原JC 性別意識、カードで改革 「思い込みや偏見に気付いて」

  • 完成したカードとルールブックを手にする廣田理事長(左)と岡田委員長

    完成したカードとルールブックを手にする廣田理事長(左)と岡田委員長

  • 6月に行われたワークショップ

    6月に行われたワークショップ

 「対話を通して理解し合い、誰もが自分らしく笑顔で暮らせるまちに」――。「女性だから」「男性だから」といった男女の役割に関する固定的な観念「ジェンダーバイアス」の理解促進と意識改革を目指し、(公社)相模原青年会議所(JC/廣田静香理事長)がこのほど「JC版ジェンダーカード」を制作した。

 賃金格差や人権侵害など、ジェンダーバイアスによって個人の能力や可能性が制限され、社会の発展を妨げている状況があるとして近年、解消に向けた取り組みが世界中で進められている。

 こうした状況を受けて同JCは今年度、ジェンダーバイアス解消へ向けた事業を継続的に展開してきた。3月には、女性リーダーの育成・支援などに取り組む能登すみれさんを講師に招いて講演会を開催。JCメンバーも自分や社会の中に潜む偏見や思い込みについて理解を深めた。6月には市民や企業関係者らを交えてワークショップを行い、カードの内容を検討した。

 こうして、気軽にジェンダーバイアスについて話し合い、異なる考え方や新しい視点に気付くことができる対話ツールが完成。カードは32枚1セットになっており、「リーダー候補を考えると、男性の名前が先に浮かびやすい」といった職場・働き方に関するものや、仕事・役割のイメージ、「共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ」など家庭・生活に関すること、一見公平に見える考え方など、職場や家庭に潜むジェンダーバイアスが1枚に一つ書かれている。3〜8人のグループでの使用が推奨されており、進行役が引いたカードの内容について参加者が自分の感じ方や「なぜそう感じたのか」を話し合う。正解を決めたり誰かの考えを否定したりするものではなく、互いの考えを聞きながら、自分にできることを考える。1回の所要時間は10〜20分程度。

 8月4日に行われた完成ワークショップには、市民ら約20人が参加。実際にカードを使い、意見を交わした。参加者は、「世代による価値観の違いを考えるきっかけになる」「自分が正しいと思っているからトラブルになる。違う意見を聞くことで、みんなが過ごしやすい環境になる」などと感想を話していた。

貸出先を募集中

 学校や企業、団体、行政機関などでカードを活用してもらおうと、同JCは現在、カードの貸出先を募集している。

 担当する同JC女性活躍推進委員会の岡田雄大委員長は「職場の休憩時間などに手軽に使ってもらえる仕様になっている。無意識の思い込みに気付き、解消する第一歩にしてもらえたら」と話す。貸し出しは無償。問い合わせは岡田委員長【携帯電話】090・2155・7502。

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