藤の台小学校の6年生が今月、学び舎に近い薬師池公園をPRするイベントを開催した。「薬師池公園をみんなが知っている観光名所に」という思いのもと、総合的な学習の時間に企画されたもので、児童の一人は「準備に時間がかかり大変だったが、いろいろと工夫できて楽しかった」と振り返っている。
藤の台小の児童らが企画したのは、「薬師池公園をもっとたくさんの人が集まる場所にしたい」という思いを込めた「薬師池プロジェクト」。総合的な学習の時間内で準備が進められ、先月中旬には謎解きイベントを開催。公園内に設置された謎を解いて回り、答えを提出すると景品がもらえるというもので、当日は児童らが作成したパンフレットをもとに、園内を散策する人々の姿が見られた。
児童らは実施に向け、地域住民への声掛けや、「お知らせ」をポスティングするなどの準備を進め、児童の一人は「謎解きの問題を作ることや観光スポットの説明を考えるのに時間がかかり大変だった。景品の缶バッジはみんなで協力して800個つくった」と話し、「いろいろと考えながらできて、とても楽しかった」と振り返っている。
「若い世代」課題
東京都指定名勝に指定され、町田を代表する公園の1つである薬師池公園。四季折々の彩りを楽しむことができるスポットとして地域住民に親しまれているが、市観光コンベンション協会によると「若い世代の来訪が少ない」という課題を抱えている。
さまざまな改善策を模索するなか、今回の藤の台小の取り組みに同協会の担当者は「みなさん、がんばってくれた。企画した謎解きイベントの際は多くの小学生が来園してくれた。これからも公園に愛着をもってくれたらうれしい」と話している。
児童らはその他、小田急線各駅に掲示する公園内イベントのポスター制作に取り組み、PR動画の作成も行っていく予定という。
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