神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2025年4月24日 エリアトップへ

「小野路の気泡」調査終了 JR東海が発表 説明会開催へ

社会

公開:2025年4月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
町田の会が開いた気泡に関する記者会見
町田の会が開いた気泡に関する記者会見

 小野路町にある民家の玄関先で水がわき出し気泡が発生してから、およそ半年。「リニア中央新幹線の工事によるものでは」と周辺地域などから声が挙がるなか、JR東海は4月17日に地中を掘り進めていた調査を終了したと発表した。今後は結果を取りまとめ、小野路町周辺住民らに対する説明会を開催するとしている。

 この気泡が発生したのは昨年10月。住民が発見し、町田市の水道課に調査を依頼したところ、水道水ではないことが判明。地域住民らで構成される「リニア中央新幹線を考える町田市民の会」が現地で気泡を採取し気体を酸素濃度計で計測すると、その他の場所でおよそ20%だった数値が1・0%に――。閉鎖した空間にたまると危険な「酸素がほとんど含まれていない状態の空気が発生している可能性がある」とし、リニアの工事に採用されている気泡式シールド工法と呼ばれる方法によって引き起こった可能性が高いとした。

 また、「気泡が地表から漏れ出した後、道路の陥没事故が起こった事例もある」とJR東海に対して、原因究明や情報公開を求める申し入れ書を提出。地域住民が納得するまでシールド工法を進めるシールドマシンを再稼働させないことを求めた。

27日に勉強会も

 それに対し、JR東海は工事の安全対策や周辺環境への影響に関する調査を17日に終了するまで進めてきたが、町田市民の会の奥村憲雄さんは「危険が払拭されたわけではない、質問事項をまとめ送付しようと話し合っている」と話す。4月27日(日)には鶴川市民センター内の会議室で、トンネルの専門家を招いた勉強会を会で開く予定といい「より多くの方に参加してもらいたいと思う」と呼びかけている。

 町田市内のリニアに関するトンネル工事は能ケ谷―小野路町―上小山田町および相模原市との境界に至る約10キロの区間で行われているところだった。

民家の玄関先に発生したわき水
民家の玄関先に発生したわき水

<PR>

町田版のトップニュース最新6

町田に児童相談所

町田に児童相談所

6月開設 山崎に

5月15日

6月開幕戦「今季こそ」

フットサルチーム「ぺスカ」

6月開幕戦「今季こそ」

 Fリーグ 地域盛り上げも

5月15日

市内で自転車盗が急増

「バス減便」要因?

市内で自転車盗が急増

昨年7月以降 町田駅周辺

5月8日

チア最高峰の舞台に挑む

町田在住小坂さん

チア最高峰の舞台に挑む

NBA目指し、今夏渡米

5月8日

無痛分娩費用を助成

東京都

無痛分娩費用を助成

10月以降 最大10万円

5月1日

生き物学ぶ かるた制作

町田市

生き物学ぶ かるた制作

「遊び通じ、興味を」

5月1日

あっとほーむデスク

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook