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公開日:2026.09.03
市内在住岩波さん ヨット高校総体で2位 「来年にリベンジを」
市内在住の岩波将吾さん(ドルトン東京学園2年)=中面・人物風土記で紹介=が先月、和歌山県で行われた全国高校総合体育大会(インターハイ)のヨット競技に出場し2位となった。初の表彰台だが優勝者は同い年のライバル。来年に向け雪辱を誓っている。
岩波さんが出場したのはヨット競技のうち「ILCA6級」という一人乗りヨットの種目。風の力だけを頼りに全長4メートルほどの艇を自らの技術で操る。出場選手32人が一斉に6回のレースを走り、各レースの順位に従って得られるポイントの合計で争われた。
岩波さんは第6レースで1位。また、全レースにおいて4位以内に食い込み安定して上位をキープ。優勝した加原弦季さん(関東学院六浦高等学校2年/神奈川県)には及ばなかったものの、僅差での準優勝となった。
初の表彰台
1年生で出場した前回大会は4位。初の表彰台に嬉しさもあるが、「優勝した加原さんは同年代。よく知っている間柄でライバル。自分の足りない部分を伸ばし、来年はリベンジしたい」と現状への満足はない。
「足りない部分」と自覚するのは体重や筋力など肉体面だ。この競技では船の安定性を保つため、波や風の状況に合わせて自身の体も大きく動かす。強い筋力や、十分な体重がないと長時間に渡りヨットをコントロールし続けることが難しくなる。「今後はより筋力トレーニングに取り組んでいきたい」と先を見据えた。
「いずれは五輪に」
岩波さんがヨットを始めたのは同じく競技をやっていた父の影響。幼少期から共にヨットに乗り、大会前後に行われるレセプションパーティーにも参加するなど、海やヨットが当たり前にある生活だった。大学生の姉、小学生の妹も競技に取り組むヨット一家だ。
小学校に入学すると「江の島ヨットクラブ」に入会し本格的に競技を開始する。しばらくは結果の出ない時期もあったが小学校6年生になり「風の原理やセールセッティングなどヨットの仕組みを理解した」ことで成績が向上した。
中学では日本代表にも選出され、今年1月にはオリンピック強化委員会の強化指定選手に認定。将来的な五輪セーリング競技への出場にも期待がかかる。
もっとも、五輪セーリング競技と、現在岩波さんが取り組む競技ではルールや規格など異なる部分も多い。「五輪出場」が現実味を帯びるのは五輪規格の競技に参加できるようになる大学進学以降で、まだ少し先の「将来の夢」だ。
目下の目標はユース年代の最高峰とうたわれるユースワールドへの出場。12月にポルトガルで行われる大会で、出場資格獲得に向け、強化委員会の合宿に参加し腕を磨く日々だ。
続く海への情熱
ヨットの話を楽しそうに語る様子からは、ヨットや海に対する「情熱」を感じさせる。「海は風や波の状況など毎回異なる。それが自然の中で競技を行う面白さ」という。ヨットはレジャーで楽しむこともできるスポーツで高齢の競技者もいる。「将来的には大型ヨットに仲間と一緒に乗って楽しみたい」といつまでも海と向き合い続ける考えを語った。
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