八王子市立第一小学校(元横山町/児童数415人)の運動会が5月27日に行われ、児童は今回、学年ごとに異なる色のオリジナルTシャツを着て汗を流した。Tシャツは「まちづくりへの貢献」のお礼として、八王子商工会議所が贈呈したもの。同校の校章と市制100周年を記念した文字がプリントされていた。
同校では2005年からJR八王子駅北口の通り(シンボルロード)にある花壇の管理を行っている。春と秋、児童が8つの花壇の枯草を片付け、花を植える。その後期間中毎日水やりに行く。
「まちづくりは人を育てること。子どもたちにやってもらおう」。この活動は同校元PTA会長で商工会議所・八王子ファッション都市協議会花咲き部会の座長を務める加藤一詞さん(カトウ洋品店)が中心となりと企画した。土に触れることや社会と関わりを持つことが、児童のためになると考えた。
「結果は1年で出ました。周辺がきれいになった。小学生が手入れをしていると知り、『汚してはいけない』と考える大人が増えたのだと思います」と加藤さんは振り返る。
6月2日の放課後、管理を担当する5年生のグループが、学校から500メートルほどのシンボルロードへ歩いてむかった。いつものように路面店などから水の提供を受け、持参したジョウロで花々を潤した。参加した児童は「(通行人から)『えらいね』って言われて嬉しかった」と喜んだ。学校では「社会性が豊かになればいい」と期待を寄せる。
商工会議所は今回、この花壇の管理や連携して行うキッズショップ事業の開催などへの感謝の気持ちを形にした。
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