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大切さ知って「防災動画」毎週配信 工学院高校1年6人

教育

掲載号:2019年4月4日号

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【上】ちーむべりぃぐっと!の4人。左から星野さん、斎木さん、飛川さん、篠崎さん。スタジオとして利用する校内の一室にて【下】番組の様子
【上】ちーむべりぃぐっと!の4人。左から星野さん、斎木さん、飛川さん、篠崎さん。スタジオとして利用する校内の一室にて【下】番組の様子

 工学院大学附属高校(中野町)の6人が防災の大切さを伝えようとユーチューブチャンネルで毎週、動画を配信している。動画は生徒がコミカルなキャラクターに扮するなどし、小学生ら幼い世代に関心を持ってもらえるよう工夫を凝らしている。

 番組名は「ちーむべりぃぐっと!チャンネル」。1月から配信を始め、毎週日曜日の午後9時に更新している。活動をしているのは1年生によるボランティアグループ「ちーむべりぃぐっと!」。メンバーはリーダーの飛川優さん、斎木宏共さん、星野圭祐さん、篠崎颯太さんら6人。

 動画配信は「ぼうさいって何だろう?」「ジーパンでリュックをつくろう」など毎回テーマを決め、斎木さん扮する指導者役の「ベリーはかせ」と飛川さん扮する助手役の「ぐっとくん」によるやりとりで、「やさしく」防災知識の紹介などをしている。構成、編集等も自分たちで行い撮影は学校の一室を借りて実施している。また「情報提供番組」だけでなく被災地を取材したドキュメンタリーを放送したこともある。

被災地訪問がきっかけ

 防災に関心をもつようになったきっかけは、一昨年11月同校であった宮城県気仙沼市の消防士、佐藤誠悦さんの講演だ。佐藤さんは東日本大震災時に指揮隊長を務め多くの命を救った一方、大切な妻を津波で亡くしてしまった。学校は同月、修学旅行で同県の被災地をめぐった。「ここが自分たちの街だったら…。そう想像したら考え方が変わりました」と飛川さんは振り返る。

 そして地元の新聞社の資料で、過去の流れから次に起こる大地震が「関東」の可能性が高いことを知り危機感を募らせた。

「(被災地訪問は)応援のつもりで行ったのですが、『今度は自分たちがやばい』と思いました」

特に小学生へ

 旅行から帰ると早速グループを結成した。目的は防災の大切さを伝えること。特に小学生への周知を念頭に置いた。「これから東日本大震災のとき生まれていない子も増えてくる。大きな地震を知らない子へ届けたい。子どもは素直で真剣に話を聞いてくれるし、家族などまわりとのコミュニケーションも豊富なので、広がりやすい」。なおグループは動画配信だけでなく市内である復興支援イベントの手伝いや防災教室の開催などもしている。

 グループの活動について学校側は「このように自発的なボランティアチームは他にない。応援している」と期待を寄せる。飛川さんは「震災を『忘れないで』だけでなく、そこから学んだことを自分たちでいかしていくことも大切」と話した。

 チーム名は今も親交がある佐藤さんの口癖「ベリーグッド」に由来する。

ちーむべりぃぐっと!チャンネルのQRコード
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