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八王子 社会

公開日:2025.01.23

不要ゆずをビールに
地元醸造所が協力

  • 昨年12月に上恩方町で生徒らによって収穫された不要ゆず

  • ビール製造のためゆずの皮を剥く聖パウロ学園の生徒たち=12月19日

 獣害を予防するため、収穫予定のないゆずを収穫して活用しよう--。

 八王子市では一昨年から、学校や町会と協働して、不要ゆずを収穫し、学校給食などに活用する取り組みを行っている。昨年12月にも上恩方町のゆず畑で収穫会が行われ、聖パウロ学園高等学校(下恩方町)の生徒らが参加。たわわに実ったゆずを約50人でもぎ取った。このゆずは、初沢町にある高尾ビール株式会社(池田周平代表取締役=人物風土記で紹介)によってオリジナルビールに加工される予定。今春の販売を目指している。

 同社は池田代表が2017年から始めた醸造所で、『森は生きている』や『oh! mountain』などのクラフトビールを製造。市内に2つの醸造所を所有している。販売に向け、ゆずを漬け込んだ麦汁を発酵させ、香り高いビールがつくられる。

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