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公開日:2026.06.11
大塚在住村山颯(そう)さん 全日本ユースの頂点に 「三冠達成」まであと一歩
群馬県の高崎アリーナで5月22日から24日まで開催された「SASAKICUP第24回全日本新体操ユース」男子個人の部で、大塚在住の村山颯さん(17)=国士舘高等学校=が総合優勝を果たした。今年3月の全国高等学校新体操選抜大会に続く栄冠で、村山選手は「緊張はしたが、普段通りのパフォーマンスができた」と今大会を振り返った。
音楽に合わせてスティックなどの手具を操りながら美しさと技術を表現する新体操。ダイナミックな動きや身体と手具が一体化するしなやかさな演技が魅力の1つだ。
同大会は男子・女子の部門で個人の頂点を競うもの。会場では男子団体の頂点を決める「第17回男子新体操団体選手権」も並行して行われた。
男子個人は中学2年生から高校3年生であることが出場条件。スティック・リング・ロープ・クラブの4種目の合計点数で争われた。村山選手は「会場に到着してから、波に乗っていった」と振り返る通り、本番では4種目中3種目で1位を獲得する圧倒的な演技を披露して個人の頂点に立った。「練習で上手くいった演技は状態を維持しつつ、ミスした箇所を成功に近づける確認作業に注力した」という。
常にポジティブで
「ミスをしたときにネガティブな思考になってもあまりいいことはない。だから常にポジティブな感情で取り組んでいる」と話す村山選手。2年ほど前までは少しでも感覚が狂ったり、ミスをすると崩れてしまうもろさもあったという。ある時、コーチに「ミスは絶対に起きるものと仮定して、ミスが起きたときにどう対処するかが大事だ」と諭され、その言葉を胸に日頃の練習から意識を変えていった。
「二冠目」達成
村山選手の目標は、3月の「選抜」、今回の「全日本ユース」、そして8月の「インターハイ」での個人総合優勝を果たし、「三冠」を達成すること。今回の全日本ユースで頂点に立ったため、残すは8月のインターハイのみとなった。
インターハイはスティックとクラブの2種目で競う。「今大会のこの2種目での合計点数だと2位の選手に負けているので、種目別でも総合でも1位を取って、完全優勝を果たしたい」と意気込みを語る。
村山選手の最大の武器は、演技の正確さや技術的な完成度を評価する「実施点」の高さ。審判員から「誰よりも減点されない」と称賛されるその精度に、本人も「自信があるからこそ、インターハイに向けて追い求めていきたい」と熱意を込めた。村山選手が所属する同校新体操部の大舌俊平監督は「演技自体は過去イチの出来だった。最後の最後でミスをしてしまったから次の大会で取り返してほしい」と期待を寄せる。村山選手は日頃、同校の系列校である国士舘大学の多摩キャンパスで練習に励み、目標に向けて最上級の美しさを追求し続ける。
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