八王子 社会
公開日:2026.06.30
八王子市 クマ対策へ補正予算可決 スプレーや電気柵に充当
八王子市議会は6月25日の第2回定例会本会議最終日、総額27億8090万円の2026年度6月補正予算案を可決した。このうち一般会計には、市民の安全・安心を確保するためのクマ対策費として、全額一般財源の1500万円が計上されている。
市内では4月29日に元八王子町二丁目でツキノワグマが確認されて以降、クマの目撃や痕跡の発見が相次いだ。現時点で人的被害の報告はないが、市は5月にクマ対策プロジェクトチームを庁内に設置して、対策を強化してきた。
今回可決された予算の主な用途として、万が一クマに遭遇した場合の安全確保を図るため、出没地周辺の小中学校や保育施設、町会などに対し、7月末までに「クマ撃退スプレー」約700本を配布する。さらに、生息域に近い場所で開催されるイベント用として、移動式電気柵や高周波クマ撃退音装置といった侵入防止対策物品の購入に充てる計画だ。
警察と連携
また、警視庁が6月12日に「熊駆除対応プロジェクトチーム」を設置して、緊急時に警察官がライフル銃を用いてクマを駆除できる体制を整えたことを受けて、市は22日に警視庁と連携会議を開き、今後の危機管理対応に向けて意見交換を行った。
市は7月を目途にクマ対策に関する方針の素案を策定する予定で、今後は藪の刈り払いや放任果樹対策、生ごみの適正管理など、人の生活圏にクマを誘引しないための取り組みも行っていくとしている。
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