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公開日:2026.07.02
国内初の図書館連携 八王子市と台湾・高雄市
八王子市は台湾・高雄市との友好交流協定締結20周年を機に、高雄市立図書館と八王子市立図書館の間で「図書館連携に関する協力覚書」を締結した。高雄市立図書館が日本国内の図書館と覚書を締結するのは初めて。
八王子市と高雄市は、八王子を代表する山の「高尾山」と、「高雄市」の自治体名が同じ発音(たかお)であることなどをきっかけに、2006年に友好交流都市協定を締結している。
締結20周年を記念して、八王子市の初宿和夫市長が6月19日から22日まで、高雄市を初めて公式訪問した。滞在中、初宿市長は台湾で旧暦5月5日の端午節に合わせて行われるドラゴンボートレースに参加して現地との交流を深めたほか、陳其邁高雄市長を表敬訪問、21日に高雄市政府で陳市長、高雄市立図書館の李金鴦館長とともに覚書への署名を行った。
文化の魅力を相互に発信
今回締結された覚書には、図書や視聴覚資料の相互寄贈による蔵書交流を通じて市民の文化・芸術や教育活動の発展を目指すことや、双方で「図書館の日」を設けて展示やイベントを実施してお互いの文化の魅力を発信していくこと、職員間で定期的なオンライン交流や共同研修を行って情報共有と能力向上を図ることなどが記されている。
高雄市立図書館を視察した初宿市長は「図書の寄付を促すための仕組みや子育て事業との連携など、斬新な発想で図書館を運営されている。非常に参考にすべき点が多く、感銘を受けた」と語り、李館長は「八王子市から写真や展示物などの素材をいただければ、友好交流都市である八王子市のことをもっと高雄市民に知ってもらうために、私たちの図書館で展示します」と応じて、今後の具体的な交流拡大へ向けての意欲を示した。
友好を育む
総館のほかに59の分館などを擁し、総蔵書数が約790万冊に及ぶ規模を誇る高雄市立図書館。同館では、かねてから八王子市や関係団体から寄贈された図書や行政資料を紹介する常設コーナーを設置するなど継続的な交流が続けられてきた。
今後はこのつながりをさらに強化し、今年10月に八王子市内に新しく開館予定の「桑都の杜 いこいライブラリ」で、高雄市に関する図書や資料を広く市民に向けて展示する予定となっている。両市は図書館を通じた新たなつながりによって、市民が海外の文化や知識に触れられる機会を充実させ、さらなる友好を育んでいくと展望している。
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