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公開日:2026.08.20

横川中学校 平和への想い 後世へ 被爆二世を植樹 

  • 被爆樹木二世の苗木を植樹した中村さん(左)と高津戸さん(右)、山田校長

    被爆樹木二世の苗木を植樹した中村さん(左)と高津戸さん(右)、山田校長

 平和を象徴する「被爆樹木二世」の苗木の植樹式が7月31日、横川中学校(横川町)で行われた。市が加盟する「平和首長会議」の事業の一環で、市が展開する「平和アクション8」の取り組みの一つとしても実施された。

 平和首長会議は、核兵器のない平和な世界の実現を目指し、世界中の都市が加盟する国際的な組織。現在、166の国と地域から8589都市(うち国内1740都市)が加盟している。

 主な活動として、核兵器に関する情報発信や「被爆樹木二世」の苗木の配布などを行っている。被爆樹木二世は、1945年8月に広島と長崎に投下された原子爆弾の爆心地近くで、被爆しながらも生き残った樹木(被爆樹木)から採取された種子から育った苗木のこと。平和のシンボルとして日本各地で植樹されている。

「命の大切さ感じて」

 八王子市では今回、八王子空襲が起きた8月の時期に合わせて展開する8つの平和に関する事業「はちおうじ平和アクション8」の一つとして実施した。

 同校に植樹されたのは、爆心地から約1300mで被爆した広島県のアオギリ二世の苗木。同校を代表して生徒会役員の中村優衣さん(2年)と高津戸綸さん(同)が植樹を行い、グラウンドの片隅に設けられた植樹用のスペースにスコップを使いながら、心を込めて苗木に土を被せた。

 植樹を終え、中村さんは「生徒会として大役を果たせたことがうれしい」、高津戸さんは「命のつながりというものを感じられた」とそれぞれの感想を語った。

 同校の山田任代校長は植樹に手を挙げた理由について、かつて訪問した広島でアオギリの逸話を聞いた経験から、「今の若い人たちに平和の大切さを伝えたい」という思いで、生徒への平和教育の一環として参加を決めたという。「10年、20年後、成長した木を見た生徒らが平和のありがたさや命の大切さを実感し、その思いを受け継いでいってくれたら」と期待を込めた。

 今回の取り組みは、市が実施した令和8年8月8日を記念したプロジェクト「八王子∞八結び(はちむすび)」の一環としても行われ、植樹場所に記念プレートが設置された。

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