正月から今年の干支でおめでたい話題―。2021年は、『丑年』。厚木市林の田んぼの中にある”日本一小さな牧場”『牧歌』(河内賢一さん経営)では、昨年暮れに子牛が生まれ牧場の仲間入り。これまで飼育されている3頭とともに元気に新年を迎えた。
同牧場は広さ約30アールほど。これまで牛3頭と羊5頭、それに経営者の河内さんが友人から委託されているヤギ4頭を飼育し、”日本一小さな牧場”と呼ばれている。そこに雌の子牛が生まれたのは昨年12月6日のこと。河内さんによると、これまでジャージー牛を飼育してきたが、新たな雌牛は和牛だという。
ジャージー牛は主に乳牛として飼育されるが、代表格の白黒模様のホルスタイン種と比べると、体格はひと回りほど小さく、性格もおとなしめで毛が茶色いのが特徴という。牛乳はホルスタインよりも濃厚で、脂肪分が多くコクがあるそう。このジャージー牛に和牛の種を人工授精することで、生乳の生産を一定に保つことができ、和牛の繁殖・育成につながるという。
牛を育てる上で大変ことを尋ねると、「基本、牛は強いから大変だと思ったことはないね」との返答。「ただやはり美味しい生乳を生み出してくれるわけだから健康に育てたいよね。うちは牛にとってすごくいい環境とは言えないから、特に栄養バランスには気をつけてるかな」と、元気に逃げ回る子牛を追いながら話す。
経営者の河内さんは、生まれ育った厚木で自分ひとりで家畜の世話から加工までを手掛ける「小規模酪農」に挑戦し、市内王子の自宅の一部を乳製品の加工場に改装。牧場も完成させた。現在は牛乳のほか、それを加工しヨーグルト、チーズの生産・販売も行う。「牛乳が大好きで、自分で牛乳を搾って飲みたい」という子どもの頃からの夢を実現させた。
牛たちの体調を気遣いしばらく牛乳とヨーグルトの生産を休止していたが、1月中には再開する予定という。
丑年に評判の味が復活する。
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