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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2023.05.05

本厚木駅長に着任した
亀井 正博さん
厚木市在勤 52歳

  • 亀井 正博さん (写真1)

お客様から使命を頂いた

 ○…「駅はこうだという固定概念を捨て、改革に挑戦したい。ベテランの経験と若手の発想力を融合し、地域の皆様とともに街を盛り上げたい」。賑わう本厚木駅が、さらに進化を目指している。小田急は本社移転や子ども料金の一律50円化、伊勢原への車両基地の移転など、大きなニュースが相次ぐ。変化の真っただ中にいる人の言葉はさすがに力強い。

 ○…横浜市出身で、少年時代は野球一筋。自宅の周りをひたすら走り込み、バットを振り、父が見守る『巨人の星』のような家だった。父の口癖は「同じことを繰り返せ、諦めないで最後まで」。それを守り、小・中・高とポジションは投手を務めていた。「目標を持つ事、チームワークの大切さを野球から学びました」。小田急チームの監督まで務めた経験を采配に生かしてゆく。

 ○…就職した頃は自動改札機のない時代で、きっぷ用の鋏を握る手にはよくマメができた。思い出深いのは12年前、東日本大震災の計画停電で電車が動かない中、乗降客から「頑張って下さい」と言われた。この一言が使命感になり、今も胸に灯っている。目標は常に「お客様の安全」で、様々な訓練の繰り返しが欠かせない。自身に打ち込むように「絶対」と付け加えた。声を出しての指差し確認は、自宅にいる時も出てしまう。

 ○…様々な駅での業務や本社勤務に携わり、最近までお客様センターの所長だった。新天地は思い出の地でもある。海老名在住で厚木市はもともと生活圏内。子育て中はあいかわ公園や宮ヶ瀬ダムに通っていたので管轄エリアの魅力は知り尽くしている。2人の子を育て、長女は同じ運輸業界に就職して巣立ったばかり。「娘ロスはきついですね」。筋金入りの鉄道マンが苦笑した。

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