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飯山観音長谷寺 本尊を特別開帳 開山1300年記念し

社会

公開:2025年3月28日

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本尊を特別開帳

 厚木市の飯山観音長谷寺(飯山5605)が今年で開山1300年を迎え、観音堂に祭られた本尊の「十一面観世音菩薩」が特別開帳される。4月8日(火)から始まる開帳に向け、米山隆弘住職は「このような年を迎えられたのは、長く域住民の方々に支えられてきたおかげ」と話す。

 長谷寺は、丹沢山地から連なる尾根の白山中腹に佇む高野山真言宗の寺院。奈良時代の725年に行基が創建したと伝えられ、807年には弘法大師がこの地で教えを広めたことが契機となり、領主の飯山権太夫が伽藍を建立したとされる。

 源頼朝が秋田城介義景に命じて造営した観音堂には、十一面観世音菩薩が安置され、行基が手彫りで造像した胎内仏が納められている。

 坂東三十三観音霊場の第六番札所として知られ、「飯山観音」の名で多くの巡礼者の信仰を集めてきた。

仁王門と仁王像一新

 1300年の節目を迎えるにあたり、同寺では本堂前に本尊の手と五色の手綱で結ばれた回向柱(えこうばしら)を新たに建立した。2020年に大規模改修を実施した仁王門は、接ぎ木を行うことで敷居や柱に当時の材木を残した。

 また1709年に飯山村の安西金左衛門が願主となり造立された金剛力士像(仁王像)の修復にも昨年着手し、今年3月12日に修復が完了した。

 同寺の米山住職は「今後も寺として伝統を守り続け、地域の方々に大切に思っていただけるよう、努めていきたい」と話した。

 本尊の特別開帳は4月8日(火)に初日を迎える。以降は4月と5月の日曜日、11月の日曜・祝日に行われ、12月6日(土)にフィナーレを迎える。

 開山1300年を記念し、同寺では切り絵の御朱印を用意し頒布している。1枚1300円。

(問)同寺【電話】046・241・1635(午前8時30分〜午後4時30分)

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