健康と病気との間を連続的に変化する状態”未病”の改善に取り組む神奈川県は、横浜F・マリノスと連携した認知症未病改善プログラムを実施することを発表した。
神奈川県の認知症高齢者は2015年現在で約33万人。20年に約39万人、25年には約45万人に達すると試算されている。65歳以上人口に対する割合についても15年の15・2%から25年の18・5%では3・3ポイント上昇。約5・4人に1人が認知症患者になる推計だ。
また、認知症の発症リスクを軽減させるには食事や運動のほか、社会参加を中心とした生活週間の改善が大切ということが分かっている。
孫と一緒に学ぶ
こうした背景から県は、高齢者が孫と一緒に楽しみながら参加できる6カ月間の継続的なプログラムを実施する。認知機能改善効果の測定も行う。プロスポーツクラブによるこのような取り組みは全国で初の試みだという。
日程は5月12日(土)〜10月20日(土)の間の全12回。体力測定をはじめ、高齢者の認知機能測定のほか、サッカーを通じて、また、音楽に合わせて頭と身体を使う運動や、横浜F・マリノスの食育インストラクターによる食や運動の大切さを伝える講義などが予定されている。
会場となるのは、同クラブが運営するマリノストリコロールパーク新吉田(横浜市港北区新吉田東8の49の1、イオン横浜新吉田店屋上)。参加無料。
募集対象は、65歳以上の高齢者と、その孫(小学1〜4年)の2人1組で定員15組(応募多数の場合は抽選)。実施予定日のすべてに参加可能で、軽いジョギングやサッカーボールを使用した軽度の運動ができることが条件となる。
参加希望者は、横浜F・マリノスのホームページから応募。4月30日(月)締切。
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