神奈川県内の中学校女子ソフトボール部が集まる強化合宿が11・12日、野比中学校で行われ、市内出身で北京五輪金メダリストの西山麗さんらが講演会を行った。
合宿は神奈川県中学校体育連盟の主催で毎年行われ、今回で25回目。毎回、実業団チーム「日立サンディーバ」の選手が実技指導を行っている。県内の中学ソフトボール部から114人が参加。練習ではポジションに分かれ指導を受けた。
五輪目指して
11日の練習後に行われた講演会では、同チームでコーチも務める西山麗さんと選手らが登壇し中学生にエールを送った。西山さんは幼稚園の時「大動脈弁狭窄(きょうさく)・閉鎖不全症」と診断された。運動制限を強いられながらも常葉中学校では「攻守の交替で休むことができる」とソフトボール部に入部。2年生の時、この合宿に参加したという西山さん。手術を控えていたためサポートメンバーとしての参加だったが、当時日本代表の斎藤春香さんに「同じチームでプレーしよう」と声をかけてもらい「私も世界の舞台で活躍したい」と励みになったという。その後努力を続け、北京五輪では斎藤監督のもと出場を果たし金メダルを獲得。「皆さんも憧れの人や舞台を見つけて努力してほしい。今回がそのきっかけになれば」と話した。五輪について「そこに行かなければ味わえない感覚がある」とし、「この中から未来の五輪選手が出てほしい」と期待した。
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