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猿島産ブランドわかめ「さるひめ」 種付け完了、元気に育って

経済

掲載号:2021年12月3日号

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安浦漁港で行われたわかめの種付け。胞子をロープに括りつけていく
安浦漁港で行われたわかめの種付け。胞子をロープに括りつけていく

 無人島・猿島付近の漁場で養殖される「猿島わかめ」の種付けが始まった。11月27日には、横須賀東部漁協の若手漁師と市内の飲食店経営者らでつくるグループ「猿島海畑活性化研究会」も今シーズンのわかめ養殖棚の設置を行った。

 猿島周辺約1〜2Kmの海域は潮の流れが速く、水が常にきれいな状態。リン酸や窒素など海藻類が必要とする栄養素も豊富でわかめ養殖の適地とされている。他の海域のわかめと比べて茎が長く、葉やメカブが大きく育ち、3m以上になるという。

 柔らかい歯触りで食べると風味豊かな香りが広がるのが特徴だ。同会では通常よりも1カ月ほど早い、1月中旬から収穫される1m未満の新芽わかめを「さるひめ」と命名。さっと湯にくぐらせると鮮やかな緑色に変化し、目でも楽しめる。

 同研究会は、高齢化と後継者不足の課題を抱える猿島わかめの養殖漁師の支援を目的に2012年に発足。今年で活動10年目となる。漁師とわかめ棚のオーナー契約を交わし、種付けから収穫までの生産を漁師が請負い、収穫後のわかめの流通と商品化を研究会が担っている。

 早採れの柔らかいわかめを食すアイデアは、干し・塩蔵加工に次ぐ新たな提供方法を模索する中で生まれた。しゃぶしゃぶのほかに網焼き、ユッケ・ナムルなどのメニューがあり、市内の飲食店約20店で扱われている。わかめ漁が解禁する来年1月10日から各店で提供が開始される。

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