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横須賀・三浦 コラム

公開日:2022.01.01

よこすかでジェンダーを考える
性別で諦めることのない社会に
#1 櫻井彩乃さん

  • 性別で諦めることのない社会に (写真1)



 「#男女共同参画ってなんですか」を運営しています。今は、U30世代の声を国などに発信しながら、ジェンダーに関する学びの場づくり「ジェンカレ」を準備しているところです。





*  *  *





 高校2年生の時、学校行事の際に男子生徒に「女子はだまって可愛くしていればいい」と言われたことが澱のように残っています。「悔しい。何で―?」と涙が止まりませんでした。母親にそのことを話すと「世界では女の子だからと厳しい扱いを受けている国もある」と聞かされ、自分でもジェンダーの課題について調べるようになりました。当時住んでいた葛飾区の「男女平等推進計画」の策定に関わる審議会委員に手を挙げました。女の子の権利やエンパワーメント(意思決定に参画する力をつけること)の促進や啓発を行う「国際ガールズデー」の活動にも参加。現状を学び、識者や専門家との関わりの中から「生まれた性による差別をなくすために人生を使いたい」と思うようになりました。





 「#男女共同参画ってなんですか」での発信のきっかけは、国の「第5次男女共同参画基本計画」の策定。国際NGOからの声掛けで「30代以下の若者の声を反映させたい」とSNSで意見を募りました。選択的夫婦別姓や就職での差別、緊急ピルなどの「声」が1カ月余りで1000件以上寄せられました。ユース提言書とパブコメを合わせて橋本聖子男女共同参画担当大臣(当時)に提出。SNSで選択的夫婦別姓を求める意見が多かったことからオンライン署名を展開し、集まった約3万筆も届けました。計画に盛り込まれなかった内容もあったのですが、若い世代の声を政策に橋渡しする形を模索しているところです。





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 活動を通して私たちが求めているのは「生きやすくする選択肢」を増やすこと、機会の平等です。「ジェンダー(社会的性差)」という言葉を以前より耳にするようになっていますが、女性だけが考えるものなのか、男女なのか―。そして「多様な性」という捉え方も加わっています。





 さまざまな声を聞いていて必要だと感じるのはこれまで「あたり前」と思われている慣習のようなものにとらわれず、自分たちが生きやすい「居場所」。これからも、そのための発信を続けていこうと思っています。

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