三浦市観光協会(石毛浩雄会長)役員ら19人は先月25日、小網代の森を視察した。夏のオープン以来、多くの散策者で賑わいを見せている同森。観光客を迎え入れる側として生態系の把握や歴史的背景を学ぶのが目的。同森を管理するNPO法人小網代野外活動調整会議のガイドが森を案内した。
ガイドは、森のシンボルでもあるアカテガニの棲家他、散策路で見られる生物や植物をポイントごとに足を止め、役員に解説した。その他に、同会議による保全活動の歴史や保全に掛かる費用など幅広い観点の説明もされた。役員からは、森に住む動物や植物の種類などの質問が出た。
森の保全活動に関してガイドは森を海に例え「太平洋のように広大なものは海流による浄化作用があるが、金魚鉢のように小さいものは人の手でかき混ぜなくてはいけない。小さい小網代の森も人の手による保全は大切」と活動の必要性を訴えた。また、「木道はない方が良いという意見をもらうが、歩いて良い場所、踏み入れてはいけない場所を明確にすることは、森の保全の観点からも大事」と説明した。役員は小網代の森視察後、城ケ島のキャンプ場や海上イケス釣堀計画の場所も視察した。
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