安心安全なまち・逗子葉山へ 〜新春寄稿〜 神奈川県議会議員 近藤だいすけ
新年の幕開け、逗子市と葉山町で一人しか選出されない県議会議員として、地域と県が連携してまちづくりが進むよう邁進します。
昨年は日本各地で自然が猛威を振るい、ここ逗子葉山でも、台風によって大きな被害が発生しました。「安心安全なまち」がすべての政策の基盤であることを改めて胸に刻み、その対策に万全を期すとともに、「持続可能なまち」に向け、全力を尽くします。
県と連携して台風対策
台風15号と19号によって、様々な課題が浮き彫りになりました。越水や逆流が発生した逗子の田越川は、県のセイフティーリバーに指定され、時間雨量70ミリにも対応出来るよう対策が取られています。しかし、今回の豪雨はその想定を上回るもので、抜本的に見直さなければなりません。市と連携し検討を進めます。
また、倒木や強風によって電線が絡まるなどして、両市町で停電が発生しました。その影響は甚大で、あと数十分、電気の復旧が遅ければ、水道が止まるエリアが出た事態でした。電気事業者と自治体、県が連携して、管理伐採といった山の整備を進めるなど、出来るだけのリスク低減をしていくことが肝要だと考えます。
海と山の魅力を守る
災害対策がひいては青い海と豊かな緑に囲まれた逗子葉山の環境を守ることに繋がります。
私が提案し実現した「海岸浸食対策計画」。ダムの堆積砂などを活用した砂浜再生事業が、湘南エリアで効果を発揮しており、景観だけでなく、高潮などを防ぐ「消波効果」にも注目が集まっています。海中の環境整備にも注力。昨年は海藻が著しく減少し、繁茂できなくなる「磯焼け」対策に地元漁業者やマリンスポーツ関係者と取り組みました。逗子葉山エリアの貴重な地場産業である漁業の未来を守るために、これからも現場で行動していきます。
二子山山系に生息するイノシシ対策では、昨年県が設置した箱罠でイノシシを捕獲しました。一定の効果を上げることができたとともに、各地にセンサー付き監視カメラを設置し、頭数予測や生息エリアの推定に役立てています。農業被害はもちろん、人的被害が起きないよう、葉山町鳥獣対策協議会ならびに葉山わな猟の会の皆様と力を合わせて参ります。
五輪機に世界へ発信
東京五輪がいよいよ、今年7月から始まります。セーリング競技の拠点として逗子葉山にも多くの選手や大会関係者、そして外国人観光客が訪れることでしょう。逗子葉山のすばらしさを世界に発信する絶好のチャンスです。積極的に情報を発信し、逗子葉山の活性化につなげます。
新会派結成 近藤が団長に
昨年の改選後、新たに立ち上げた会派「かながわ県民・民主フォーラム県議団」の団長として、柔軟性とスピード感を持った政策提言で、地域の声を県に届けていきます。
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2021年1月8日号
2018年10月5日号
2018年1月1日号