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公開日:2026.07.31
子育てサイトズシノコ 居場所つなぐ掲示板 医療施設や支援情報掲載
逗子市内で不登校児などの支援を行うフリースペース「cas!ca(カシカ)」代表の大場勇弥さん(29)が、地域の保護者や子どもたちを対象としたWebサイト「ズシノコ」を開発し、運用を開始している。匿名で利用できる掲示板をはじめ、行政支援情報や地域の施設マップなどを一元化し、子育て世帯が孤立しない環境づくりを目指している。登録不要。誰でも無料で閲覧・利用できる。
大場さん自身も小学2年生の時に半年間の不登校を経験した。その実体験から「学校や家庭以外の場で、何をしてもいい空間が必要」と感じ、大学生時代に葉山町で子ども向けの居場所を立ち上げた。
開設すると、大場さんのもとに届いたのは想像以上に深刻な子どもたちの叫びだった。DV被害に晒される家庭環境や、誰にも言えず自傷行為を繰り返してしまう葛藤など、凄惨な生の声に直面した。「子どもも保護者も、本音やSOSを打ち明けられる場所が地域に不足している」。
この時感じた危機感を元に2022年「cas!ca」を開所。昨年4月に沼間に移転し、現在は、月・水曜をフリースクールに充てており、小中学生合わせて12人の利用者がいるという。
本音の受け皿
今回立ち上げた「ズシノコ」は、地域に繋がりの少ない移住者や、どこへ相談すべきか悩む保護者の声を受け個人で制作したもの。逗子市内に拠点を置く団体で構成する「逗子フリースクール等連絡協議会」が運営する類似の情報サイトはすでに存在するが、ズシノコには、匿名掲示板が設置されているのが特徴の一つ。気兼ねなく日頃の悩みや地域のイベント情報などを投稿・共有できる仕様だ。「身分を明かすと言えないこともあるかもしれないし、掲示板に発言や情報が残っていくだけでも意味がある」
さらに、市内の医療施設や公園、学校以外の子どもの居場所などを分かりやすくまとめたページや、習い事・保育施設を掲載するマップ機能のほか、地域のイベントやワークショップ情報などの掲載欄も備えた。
ズシノコという名称は、「逗子の子ども」を意味すると同時に、大場さんの趣味のラップで未確認生物「ツチノコ」と韻を踏ませたという。
「フリースクールの枠を超え、誰もが自然に助け合える街のインフラにしたい」と大場さん。
サイト運営費に充てるため、スポンサーも募集している。詳細は「ズシノコ」で検索。
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