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藤沢 社会

公開日:2020.12.25

興業公社がeスポーツで活躍
企業対抗戦で12位



 昼はごみ回収、夜は荒野の戦い――。





 (株)藤沢興業公社のeスポーツチーム「Risky Rebel(リスキーレーベル)(RR)」が、先月開催された「PUBG MOBILE企業対抗戦2020powered by RAGE」で、初出場ながら110チーム中12位の健闘を見せ、業界で注目を集めている。





 RRは同社のゲーム好きの若手社員が、半年前に結成した企業公式チーム。メンバーは司令塔の「Ram1eL(ラミエル)」こと栗原義貴さん(27)、アタッカーの「knTchan(ケントチャン)」田中健斗さん(26)、チーム最年長の「VABO(バボ)」寺師龍之介さん(29)、チームリーダー「yanachan(ヤナチャン)」小松琢さん(26)の4人。年齢や経歴は異なるが、休憩時間に加え、帰宅後も深夜までオンライン対戦する仲の良さだ。





 最も対戦するのが、今回大会でプレイした「PUBG」というバトルゲーム。1つのフィールドに数十人のプレイヤーが集まり、地形や落ちている武器などを駆使しながら最後の1人になるまで戦う。小松さんは「効率的なごみ回収方法を瞬時に判断する能力が生きているかも」と笑う。





業界「ダークホース」





 コンピューターゲームを使って競い合う「eスポーツ」は世界中で盛り上がりを見せている。大会には吉本興業(株)やNTT西日本、ヤマハ発動機(株)など全国から多種多様な企業が参戦。約20組ごとに予選、上位20組が決勝で戦った。





 RRは予選で、前大会準優勝の強豪が揃う組で最後の1対1に持ち込む大健闘を見せた。しかし決勝では移動アイテムが見付からないハプニング。予選での活躍から強敵にも狙われ、あえなく全滅。5時間半超の戦いに終止符が打たれた。





 一方「ダークホース」として会場を沸かせ、大会直後から大手企業の練習戦に招待されるなど評判を呼んでいる。「悔しい、次こそは」と4人は意気込んだ。

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