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藤沢 経済

公開日:2022.11.11

湘南台 健康公園体操世話人会
公園体操で地域活性
健康増進から交流づくりまで

  • 2日に行われた一日健康デー

    2日に行われた一日健康デー

  • 左から前田さん、平綿さん、青木さん、佐竹さん

    左から前田さん、平綿さん、青木さん、佐竹さん

 湘南台地区で、日々の公園体操で地域活性を図る取り組みが進んでいる。中心は市民による健康公園体操世話人会。会長の青木征男さん(81)は「地域の数ある問題は公園体操で解決できる」と力を込める。健康維持をきっかけに始まり約20年超。活動は地域22公園の半数の11公園に広がり、「毎朝、どこかの公園で必ず体操が行われている」までになった。交流促進や見守りなど、その"効能"は拡大しているという。

 朝9時、北渋谷ヶ原公園に60代から80代まで20人ほどの運動着姿の住民が集まった。「おはようございます」。世話人会で指導役を務める前田孝さん(72)の掛け声で、参加者が慣れた様子で素早く等間隔に並んだ。ラジカセの音楽に合わせ太極拳、ラジオ体操第一などをこなし、最後に参加者の一人が吹くハーモニカに合わせ唱歌を歌って約30分の朝の日課は終了。顔は皆晴れやかだ。

 地域に公園の多い湘南台地区では、以前から独自に朝の体操に励む人が多く、20年ほど前に地域包括支援センターが高齢化対策の一環で市内全域で公園体操を呼び掛けた際もすぐ呼応。世話人会を発足させた。当時、同地区の社会福祉協議会会長だった青木さんが、公園にラジカセを配布したことも活動促進の背中を押したという。

 また公園体操を旗印に地域の交流を深めようと、年1回地域住人が集まって一斉に体操する「一日健康デー」を始めて10年になる。

 同会発足当時から参加する佐竹隆さん(81)は「湘南台は移住者が多く、ベッドタウンという地域特性から、定年後の住民の交流に課題を抱えていた。誰でも参加できて無料の体操は交流のきっかけに最適だった」と振り返る。

外に出るきっかけに

 会員制ではないため、時間に合わせて会場へ行けば誰でも自由に参加すできるのが特徴。「会場に来てくれた時点で目的の半分は達成してるといってもいい」と前田さん。青木さんは「地域と交流する最初の一歩にはこのゆるい顔見知りの関係づくりが肝」と話す。

 同会の平綿千代子さん(71)は2年前、公園体操の参加者の1人の動きが普段と違うことに気が付いた。親しい知り合いでは無かったが市に相談。認知症の初期症状の発見につながった。

 青木さんは「地域活性の大前提に、まちに出てくる人を増やす必要がある。公園体操がそのきっかけになれば」と期待を寄せた。

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