藤沢 社会
公開日:2023.08.09
不登校児に訪問支援
放課後デイ職員が発案
学校に行けなくなった不登校の子どもを支援しようと、辻堂で児童発達支援などを手掛ける企業が無償の訪問支援を行っている。学生時代に不登校を経験した職員が「子どもたちの力になりたい」と発案。会社が後押しする形で実現した。
訪問支援を行っているのは、「nijico(ニジコ)辻堂」を運営する「(株)kind」(鈴木優代表)。今年5月、心理指導職員の小川桃佳さん(27)の発案で不登校や社交不安症の子どもを対象にサービスをスタートさせた。
小川さん自身、高校2年生のときに不登校を経験。いじめやトラブルがあった訳ではなかったが、ふとした友人関係が引き金で半年ほど学校に通わない時期が続いた。
「不登校になった負い目や親への罪悪感で、悩みを相談できる人や場所がないのが辛かった」。現在勤務する同社では3カ月に一度代表との面談があり、その中で「不登校に対する支援がしたい」と提案。鈴木代表がこの思いに賛同した。
会社として有償の事業としていないのは、契約などが必要になると利用者にとってのハードルが高くなると考えたから。サービスは小川さんがボランティアとして請け負い、会社の業務時間を充てる形で運営している。
現在利用するのは2人だが、保護者からの感謝の声も寄せられているといい、「やって良かった」と小川さん。「不登校になると社会とのつながりが途切れてしまいがちだが、学校に行かなくても道はある。子どもの気持ちに寄り添いたい」
鈴木代表は「公的なサービスだと、どうしてもどこか事務的になる。ひとり一人とのつながりを大事に続けていきたい」と話した。
問い合わせはnijico辻堂【電話】0466・47・6730。
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